何十年前かの小学校の文集
随分と、この場所を放置してしまった。
と、言っても自己満足のどちらかと言えば内向的な場所なのだからそれでもよいのだけれど。
このところだか、若干暖かくなり、日中庭に出るとアッと言う間に時間が過ぎてしまう。
単純作業を何時間でもやり続けられてしまうこの性格が災いするのである。
何故、それを開いたか、の経緯は省くけれど、小学校の卒業文集を開いた。
大人の目線で当時の同級生たちの文章を読むと胸が痛くなるものがあった。
ああ、この子はこんなにSOSを出していたんだ。。。とか。
その中で「一番嬉しかったこと」を書いていた同級生がいて彼は(男の子だ)クラスでも優等生だったと記憶しているのだけれど、、
その彼が「一番嬉しかったこと」に、「怪我をして頭から血が流れて救急車で病院に連れていかれたこと」と書いていた。
その理由が、帰り、父親がおんぶしてくれて「大丈夫か、家は近いぞ、もう一歩だ」といつもでは考えられないくらい優しかったから、と書いていた。
その彼は、中学時代に家出をした。
父親が厳しすぎたのが理由だったのだ。
なんだか、本当に本当に背中におんぶしてもらったことが彼は嬉しかったんだなぁっと今なら彼が父親に何を求めているのかわかる。
そんなこんなで、自分の文集の記事はなんてことはないつまらないものでがっかりだった。
差しさわりのない文章で、もっと何かあるだろ、と今のわたしは物足りない思いだったことも追記。
ということで、それでは、また。